シェアハウスの無自覚お姫様！【歌い手】

シェアハウス9日目 ★ ページ9

事の始まりなんて、覚えていない。……いや、元々知らなかったと言うべきか

突然、始まった私へのイジメ

最初は、私も気づいていなかった。……きっとなにかの偶然が重なっただけだと信じたかっただけなのかもしれない

｢おはよ！｣

いつものメンバーに声をかけるけど、私の声なんか聞こえていなかったかのように彼女らは会話を続ける

｢由美？凛月(りつ)？？｣

｢あー……はよ｣

｢？？？｣

由美が若干不機嫌な事に違和感を覚えた。その時、気づけていれば良かったのに

同じグループの美思(みこと)はいつも朝遅刻ギリギリにやってくる

その日も変わらず遅くにやってきた

私が美思に話しかけようとしたら、由美と凛月が美思を連れてどこかへ行ってしまった

美思は結構マイペースな所があり、いつも由美や凛月に注意をされているからきっとその日もそうだと思っていたのだ

そして、その日はいつものように終わったんだ

もっと大きな変化が現れたのは、その次の日からだった

｢え、美思今日は早いじゃん！おはよ｣

何気なく、ただ普通に話しかけただけだった、筈なのに

美思が突然しゃがみこんで泣き始めたのだ

周りがざわつく中、混乱する脳内で必死に泣き始めた理由を考える。私は何かしただろうか。何かを言ってしまったのだろうか

｢Aが、私のこと、馬鹿にしてくる……｣

美思は先生にそう言ったそうだ

何かの間違いだと思った

由美や凛月とすれ違う事の多かった私と美思は2人だけで話をする事が多かった

私の記憶の中の美思は、いつも笑っていたのに

そして、私が悪者になっていったんだ

その事が両親にも伝わったようで、両親にも蔑んだ目で見られ、いつしか殴られるようにもなった

何度も父と母に投げ捨てられた言葉

｢情けない｣

どうして私なんかが生まれてきてしまったんだろう

自分を悲観するようになっていった

誰も私を見て笑顔になってくれない

誰も私と会話をしてくれない

誰も私と挨拶すら交わしてくれない


────────────もう、嫌だ……


✼••┈┈┈┈••✼

過去編始まりました！！！！こんなんでいいのかな、、、、いじめ＋虐待って、、、、

夢主の状況過酷すぎるでしょ！！！！

こっから感動の展開に持って行ってくれるのは〜！？？

みんなでせーのっ！！

まーしゅーまーろー様！

に、バトンタッチ☆

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