7.解けて絡まる糸-sho- ページ7
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無意識の内に、俺は
彼女の気持ちを置き去りにしていたのだろうか。
正直、仕事はハードやし
いくら、今の立ち位置が良くても
いつ誰に抜かされるかわからない。
そんな不安定な毎日の中で
唯一の安らぎが、彼女と一緒にいる時間やった。
紫「俺は、おまえがいるから頑張れんねんで？」
俺の言葉に、顔を上げるA。
紫「この仕事してると
いつどこで誰に見られてるかわからへんし
少し神経過敏になってたのかもしれへん。
それでも、おまえのこと
邪魔だなんて思ったこと、1度も無い。」
そう言って、君のおでこに
コツンと自分の額をくっつける。
紫「仕事は大事やし
事務所に迷惑はかけられへんけど
おまえとは、ずっと一緒にいたい。」
貴「…………うん、私も。」
やっと泣き止んでくれた君の唇に
優しくキスをして
その耳元に、そっと唇を寄せた。
紫「A………もう1回しよっか。」
俺の言葉に、顔を真っ赤にするA。
幾度身体を重ねても
純粋なままの君が愛おしかった。
返事をする代わりに
俺の胸に抱きついてきたAの身体を
俺は、ぎゅっと抱きしめた。
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side of you
街を歩いていると
至る所で見かける、紫耀のポスター。
通り過ぎていく女の子が
「平野だ！」と口々に叫んで
思わず、ビクッと反応する。
こういう時、ふと不思議な気持ちになる。
昨日、この人の腕に抱かれていたんだと思うと
ほんの少し、ファンの女の子たちに対して
優越感を感じてしまう。
「ねぇねぇ、平野ってさ、なんかえろいよね。」
1人の女の子がそう言って、思わず赤面する。
「あーわかる。絶対上手そうだよね。」
「だよね！超ヤりたい。」
………気まずい。
それ以上聞いていられなくて
彼女たちから離れようと思った瞬間
もう1人の女の子が、「でもさぁ」と続けた。
「そもそも平野って
女優の誰かと
付き合ってるんじゃなかったっけ。」
その言葉に、思わず振り返る。
「あー、知ってる。聖羅でしょ？」
「今化粧品のCM出てるよね。
何の繋がり？何かで共演してたっけ？」
「多分、ドラマだよ。
ほら、平野前に単独ドラマやってたじゃん。」
「あーあれか。」
彼女たちの会話に
身体が硬直して、その場から動けなくなった。
………こんなの、ただの噂だよね？
そうだよね？紫耀……………。
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りんご(プロフ) - サラさん！お久しぶりです！！りんごです(T-T)！(T-T)まだ書いてくださっていて嬉しいです！ (2020年5月5日 5時) (
レス) id: c88a85f3f0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - おかえりなさい。更新ずっと待ってました！！これからも応援してます。 (2020年5月3日 1時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん(プロフ) - 続きが早く見たいです！楽しみにしています。 (2019年12月3日 0時) (レス) id: 4f620d47cc (このIDを非表示/違反報告)
かりん - サラさんの作品に昔、REVIVEというものはありませんでしたか？？私の記憶の中ではあったと思うのですが...。あれが本当に好きで、何度も読み返していました。でも今、その作品が無い...。もしかして、もう読めないのでしょうか？（ ; ; ） (2019年1月2日 20時) (レス) id: 2dac70ae5f (このIDを非表示/違反報告)
稀姫(プロフ) - サラさん初めまして。サラさんのファンです。突然で申し訳ないのですが、こちらの作品のような背景や文字色にする方法を教えて頂くことは可能ですか？(；-；) (2018年5月13日 7時) (レス) id: fd5d7b0b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2017年3月18日 22時
