8.真実の行方 ページ8
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PM11:30
胸のモヤモヤがどうしても晴れなくて
無理を言って
こんな時間に舞美先輩を呼び出して
話を聞いてもらうことにした。
舞「こんな時間だし
ゆっくり話せる場所なんて
バーくらいしか開いてないよ。」
貴「全然大丈夫です。
すごい雰囲気ありますね。
初めて来ました、こんな場所。」
舞「だろうね。すっごい不似合いだわ。」
そう言って、先輩が笑う。
貴「先輩、よく来るんですか？
こういうところ。」
舞「まあね。
昔付き合ってた人がココ好きでさ。
ノンアルコールカクテルもあるから
未成年でも来られるしね。」
………初めて聞いた、そんな話。
先輩は、彼の話とか全くしないから
先輩の口からこういう話を聞くのが
なんだか新鮮だった。
舞「ていうか、こんな時間に外出して大丈夫？
ご両親になんて言って来てんの？」
貴「ママは、彼のとこにいると思ってるから。
彼には、今日は実家に帰るって言ってるし。」
舞「………なんかあったの？」
貴「………ちょっと
テンション下がる出来事があって。」
昨日、ずっと胸につかえてたあの日のことを
紫耀にきちんと説明してもらえて
やっと晴れ晴れした気持ちになれたのに。
舞「何？彼氏関連？」
貴「鋭いですね、舞美先輩。」
舞「Aが落ち込むのって
大体それ関連じゃん。
どうせ、彼がいる家に帰りたくないから
こんな時間に呼び出したんだろ？」
………見抜かれてる、完全に。
先輩は、鋭い。
多くを語らなくても
何でも解ってくれる気がして
ついつい、こうして頼ってしまう。
貴「………彼が、私以外の人と
付き合ってるという噂を耳にしまして………。」
舞「はっ？」
貴「たまたま、聞いちゃったんです。
多分、ただの噂だとは思うんですけど。」
舞「何それ。
本当に付き合ってないなら
そんな噂出る？普通。」
舞美先輩の言葉が
胸に、グサッと刺さる。
彼が芸能人だということは
舞美先輩も知らないことだから
そう思うのは
至って普通だと思うけど………。
舞「てゆーか、誰に聞いたの？そんなこと。」
貴「………えっと
通りすがりの女の子たちに………。」
舞「はぁあ？何それ。
たまたま彼の知りたいだったってこと？」
貴「知り合いっていうか………。」
口ごもる私を見て、先輩は
神妙な顔つきになった。
舞「なぁ、A。
もしかして、Aの彼ってさ………。」
その時、カランカランという音を立てて
人が入って来た。
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りんご(プロフ) - サラさん！お久しぶりです！！りんごです(T-T)！(T-T)まだ書いてくださっていて嬉しいです！ (2020年5月5日 5時) (
レス) id: c88a85f3f0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - おかえりなさい。更新ずっと待ってました！！これからも応援してます。 (2020年5月3日 1時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん(プロフ) - 続きが早く見たいです！楽しみにしています。 (2019年12月3日 0時) (レス) id: 4f620d47cc (このIDを非表示/違反報告)
かりん - サラさんの作品に昔、REVIVEというものはありませんでしたか？？私の記憶の中ではあったと思うのですが...。あれが本当に好きで、何度も読み返していました。でも今、その作品が無い...。もしかして、もう読めないのでしょうか？（ ; ; ） (2019年1月2日 20時) (レス) id: 2dac70ae5f (このIDを非表示/違反報告)
稀姫(プロフ) - サラさん初めまして。サラさんのファンです。突然で申し訳ないのですが、こちらの作品のような背景や文字色にする方法を教えて頂くことは可能ですか？(；-；) (2018年5月13日 7時) (レス) id: fd5d7b0b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2017年3月18日 22時
