らくだい魔女たちの青春のヒトコマ、覗いていきませんか？【多人数合作】

＊誕生祭 ページ10

フウカside



「……様……姫様……お夕飯ですよ！」



フウカ「ふぇ……なになに晩ごはん！？」



セシルの声と「お夕飯」というワードに、あたしはガバッと飛び起きた。



辺りを見渡せば、呆れたようなオーラ全開のセシルと、暖かい西日が部屋に射し込む光景が。



フウカ「あたしそんなに寝てたんだ〜」



「そうですよ。『誕生祭』についての説明が女王陛下からあるそうなので、早く食堂へ向かってください！」



セシルに急かされて、寝ぼけ眼で部屋を出る。大理石の床が夕日に照らされて橙に染まっていた。



(誕生祭ね〜……誕生祭……あれ？)



フウカ「セシル、誕生祭ってなに？」



「なにって……姫様が行かれるといったではありませんか。青の国の『王国誕生祭』ですよ！」



フウカ「青の国の……『王国誕生祭』ぃいいい！？」



なにそれなにそれ！？！聞いてない！聞いて、な……



『あ、そー……えば……今度青の……で開かれる……に、姫さ……は行かれま……？』



あれかぁあああ！！！！



あたしは真っ青になって絶望した。一度『行く』と言ってしまった以上、やっぱり行かないなんて、ママに通用するわけないよぉおおお！！(泣)



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◯楽しみ！→←☆偏頭痛と曇り空。

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