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「馬車回してきます・・・落とさないようちゃんと支えて下さいね」
『・・・そこは魔術で適当にできるでしょ？』
オペラに絡まれ、怠そうに付き合いながら歩く。
「いや〜買った買った！ね〜」
「ね〜」
サリバンと入間が甘味を食べながら２人を見送る。
「これで、新学期もバッチリ！だね！」
「うん！ありがとうおじいちゃん！楽しかった〜
姉さん予定あるのに無理に突き合わせてしまって・・・」
「んもう、入間君ったら優しいね〜Aちゃんだよ？サボリだいだけだよ〜」
「え？姉さん、けっこう色々遊びに行ってますよ？？」
入間が携帯の写真をサリバンに見せ、サリバンが固まる。
「え！？Aちゃんが入間君抜きで、遊びに！？？うっそ！！」
この世の終わりと言いたげに狼狽えるサリバン。
「おじいちゃんより、僕の方が
フフンと得意げな入間にサリバンは驚く。
「そっか・・・Aちゃんが・・・でも、入間くんも随分魔界に慣れたよねぇ・・・」
シクシクと泣き真似をした後に、キリリとし、メニューを見ながら甘味を追加注文する。
「買い物も珍しい物ばっかりでキョロキョロしちゃった・・・」
「フフフ・・・入間くん、学校は楽しい？」
「すっごく楽しい！」
「そっか！新学期もきっと楽しいよ〜！
わくわくするね〜！」
サリバンの掲げる行事予定の巻物に驚く入間。
「１学期はオリエンテーションみたいなものだったし！」
「え！？けっ、結構怒涛の日々だったと・・・」
「ハハハ、入間くんたちは何故かそうだったね〜
新学期も騒がしいかもね〜ハハハ」
「あっ、そうだおじいちゃん」
「ん〜？なに〜？甘味追加する？？」
「あのね、魔王ってどうやったらなれるの？」
「はい？」
目を輝かせる入間に、思わず素の返事が出るサリバン。
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作者名：E | 作成日時：2024年2月8日 18時
