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「Aちゃん!?痩せたよね??これ、食べて!!」
『・・・ありがとうございます』
「ちょっとAちゃん!?やつれてどうしたの!?
サリバン様の会見見たよ!!弟の入間君、凄いんだってね!!」
『ええ・・・』
「Aちゃ・・・」
裏路地に入り溜息を吐く、悪バイトの調整をする為マジカルストリートに足を踏み入れるも、同じ言葉を繰り返しで疲れる。
アムリリスの予告通り、貴族会に強制参加させられる日々。
同じく同行させられているアスモデウスは嬉々としており・・・経験値の差だろうか・・・
「Aちゃ〜ん!!」
またかと振り返り、静かに固まる。
『うげぇ・・・』
「おい、本音漏れてる」
オペラが鋭くつっこむ。
「姉さん、痩せました??大丈夫ですか??」
眼鏡をかけた入間が心配そうに見る。
「もぅ〜Aちゃんたら・・・
僕がエスコートして連れて行きたかったのに!!」
『13冠って手強いですね〜・・・勝てる気が全くしない・・・』
「事後報告で本当に驚いたんですよ」
プンプンと怒るサリバン。
Aは重い溜息を吐き、入間に支えられる。
「大嫌いな場所に連日ってしんどいでしょ??
僕からキツめに注意しとく??」
『・・・負けたみたいでそれも癪』
「どこで勝負根性だしてるんですか?」
オペラが呆れる。
『あと・・・何故かたくさんもらったからあげる』
歩くたびに渡された菓子を入間に渡す。
「遊園地の件もあって、注目凄いんでしょ?
せっかくだし・・・」
サリバンがAを肩車する。
「ええ、存分にアピールして回りましょう!」
オペラの言葉にAが舌打ちをする。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月8日 18時