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「A様、入間くんは順調そうでしたか？
彼の分も集めたほうがよろしいでしょうか？
むしろ招待されてはいかがでしょう？？」
『エイコ・・・自分の分を自分で集めればいいよ
私の事は気にせず・・・家建てたの？』
「はい！我々はテントで充分ですが、悪バイトの知識総動員し簡易的ですが出来上がりました！」
「隊長、まだ乾燥中です！！夜には必ず！」
「A様申し訳ございません、まだ外観までしか・・・」
いつの間にかエイコが隊長という立場になっていた。
入間推しらしく、アスモデウスとも同士という立場にある彼女。
『たった４日の為に、何をそんなに・・・』
木を積み重ねて作った簡易型だが、魔力も時間も無駄にしすぎではないだろうかと疑問に思う。
「何をおっしゃいますか！！粗末な部屋しか用意できず・・・」
エイコ含め全員が不満そうに言う。
『警備の魔獣増やし・・・増えてるね』
「ハッ！使い魔に森の同士を招集させました！」
「食材Ｐも順調に集めましたが・・・頭級は未だ発見できず・・・」
「地図はまだ・・・全体の４割程しか・・・」
Aに成果を報告する師団員達。
充分だと思う内容でも、不足だと悔しそうに口にする。
『生徒を捕獲する罠が必要だね』
Aの足を引っ張ろうという生徒が居ないとも限らない。
「微細ですが、お納めください！」
「降格などありえません！！」
『自分達のＰでしょうに・・・』
食材を献上し、逃げるように立ち去る生徒も少なくない。
「理不尽に打ち勝ちましょう！」
「大丈夫です！皆自主的に、無理のない範囲で献上しているだけです」
「薬草のＰは知らない生徒が多く、大穴です！」
「ええ、この調子で協力すれば歴代の記録を大幅に上書きできます！」
「ふざけた追加ルールが無意味だったと笑ってやりましょう！！」
テンションの高い師団員達
確かに、全Ｐ総取りなら軽々と越えるだろうが・・・
『目立ちたい訳でも優勝したい訳でもないんだけど・・・』
どうしたモノかと溜息を吐く。
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作者名：E | 作成日時：2024年2月8日 18時
