欲深いのは悪魔か人間か７ (ページ46)

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「Aちゃん・・・集落つくってんの？」
「A、立派な集落が出来てスゲー！」

『座って待てと言われてこうなった』

「「自主的！？」」

『４日間誰にも干渉されない時間だから洞窟で自堕落に過ごそうと思ってたんだけど・・・追加ルールで火がついたみたいで迷惑だよね』

「いやいや、降格でしょ！？」
「せっかく試験で位階上がったのに勿体ナイ！！」

やる気のないAにジャズとアロケルがつっこむ。

『残念ながら私はＰ持ってないし、師団員達と合流して横領は無理だと思うよ？』

Aの言葉通り、師団員(信者)達から２人は敵視されている事を理解していた。

「いや、Aちゃんに手を出す程愚かじゃねぇーよ・・・ハハハ」
「軍曹(ｱｲﾂ)を騙す策とか、弱みあれば教えてほしイ」

『ああ・・・ベリアール様には逆らえないみたいだから、ベリアール様に報告する、以上』

「いやいや、俺達に出来る範囲でッ！！」
「三傑様にコンタクトとるだけで無理ゲーだし、とれてもオレ達の要望聞いてくれナイ」

『それは知らないけど、孫バカだからラズベリィを攻略したら早いんじゃない？
　もしくはジャカポに留学か転校して手がかりないか探るとか・・・バビルス(ここ)は温室だから無理だと思うよ』

「え！？温室って思ってんの！？」
「ベリアール様の領地で一目置かれていた理由がわかっタ」

ジャズとアロケルが１０００Ｐの食材が入った袋を手渡し離れる。

「優勝は譲れねぇーけど、Aちゃんの降格は面白くねぇーんだわ」
「優勝はオレ達がするガ、歴代以上は獲ってクレ！」

『私はどうでもいいんだけど、報告筒行ってくる』

師団員達から渡されたＰ食材も共に回収する。
道中、適当に遭遇した魔獣に拠点の防衛を命じる。