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「さて・・・私は礼節を重んじる悪魔
アスモデウス・アリス
礼には礼を返しましょう」
ダンスホールに歩く２人。
「良いのか？」
アメリが不思議そうにAに問う。
『位階が全てというのであれば・・・ファーストダンスがアリスなのは嫌ですから
・・・アメリ、ご教授頂けますか？』
「！？・・・ああ、胸をかそう」
Aからの申し出に驚きながら、アメリが受入れる。
「・・・ッフ」
「あっ、あのっ・・・すみま・・・せん」
突然笑うアスモデウスに恐縮する。
「いや、相変わらず自由だと思ったまで」
アスモデウスの視線を辿ると、アメリとAがダンスをしており異例の光景に唖然とする。
「・・・私のような
「私の尊敬するお方も・・・最初は
私も位階は重要だと思っています
しかし・・・位階がなくとも前には踏み出せる
そういった悪魔を私は知っています
貴女のもっている価値も位階だけではない
その証拠に、貴女のステップは・・・とてもキレイだ」
「ありがとうございます！
でも、本当はA様と踊りたかったですよね？」
「Aは最初から私よりも
では・・・」
アスモデウスは足早に２人の元へ移動する。
『
ピタリと立ち止まり、ダバァとアスモデウスが涙を流す。
「え！？ちょっ、大丈夫か！？アスモデウス！？？私が先に踊ったのが悪かったか？？」
アメリが狼狽える。
「近しいモノからアズと呼ばれていると最初にお伝えしてから、一度も呼んでは下さらなくて・・・
むしろ近しくなりたくないと・・・そんな御方が、私をアズと呼んで下さったのが嬉しくて・・・幻聴でしょうか！？」
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作者名：E | 作成日時：2024年2月8日 18時
