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「でも、ちょっとずつ師匠に認められてきてて・・・
”アレ”とか”ソレ”で師匠が何が欲しいかわかるようになったし」
「もはや下僕でござる」
「イルマち・・・いじめられてる!!」
「大丈夫ですか!?カルエゴ卿に報告しましょうか!?特訓さえなければ・・・」
『むしろ理事長に言うべきレベルだと思う、2週間も無駄にしてるとは』
アスモデウスとAが深刻に方針を討論し出す。
「そういえばさ、結局Aちゃんはどんな特訓してるの??」
「「「確かに!!」」」
『いつも通リで特別な事はしてないよ?師団の子達から収穫祭の相談が増えたくらい?』
「私は遊ばれてるだけかも・・・せっかくの機会だし、一緒に檻に入りましょう?」
ケロリが虚ろな目でAに近寄る。
「羨ましいでござるー拙者は先の見えない日々でござるのに・・・」
「羨ましいわね〜だらっとしたいわー」
「睡眠はほしいな」
「いまいち何の特訓か、分かんないし・・・ほんともう、やってらんないよー」
「「「集合」」」
「「「了解」」」
「なんだ・・・行くのかお前ら・・・」
「まぁ・・・」
「うん・・・やっぱ追放は嫌だし・・・それに・・・」
「こういう大人のムチャに負ける方が嫌だよな僕たち
やる気に満ちた表情で教室を出る問題児達。
『入間、おじいちゃんから師匠に既に進捗確認してたらしい
これ以上時間を無駄にするなら、試験を棄権する必要がある
試験期間、魔力の補充ができない中で、魔獣や魔植物から身を守る術を学ぶには時間が足りなさすぎる
取り敢えず無能でパシリさせてるだけなら見切りをつけて、今からでもオペラに師匠を代えた方がいい』
「え、でも、僕は・・・」
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作者名:E | 作成日時:2024年2月8日 18時