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今日から新学期!
アリさんにも気合いいれると宣言したし・・・目立たず・・・
「「「イルマくんだ!」」」
「ニュース見たよ!ヤベーな!!」
「
大勢の生徒に囲まれ口々に質問される。
「A大丈夫か?」
『ええ・・・入間、教室行くよ』
アスモデウスとAが腕を組んで、離れており入間が固まる。
「アズアズとAちゃんが・・・うそ・・」
クララも固まり、囲んでいた生徒も固まる。
「ちょうど静かになりましたね、入間様もお連れしますので、
「アズくん?姉さんと・・・」
「ささ、こちらから教室へ行きましょう」
「待って!」
クララの言葉と同時に生徒もハッとなる。
「Aは煩いのが嫌いなのだ・・騒ぎたいのならば、静かにするまでだが?」
アスモデウスの言葉と雰囲気にゴクリと唾をのみ、手を伸ばした状態で固まる生徒達。
「待たせたな」
「って、待って!!腕!!」
入間が間に割り込み指摘する。
『・・・ああ・・・習慣になってた』
「・・・そうですね、失礼致しました」
2人が額を抑え、ブツブツと呟き入間とクララが首を傾げる。
「・・・き、きっと!他のみんなも囲まれてるかもだし避難してるかな!?」
『関わりたいなら止めないけど・・・私は教室行くから』
謎のポーズを決めまくる問題児達を指し示し、溜息を吐くA。
「教室まで通路を延ばします。入間様には私が付き添いますので・・・」
『うん・・・貴族会終わったし、もう私に構わなくていいよ』
ヒラリと手を振って教室に歩くA。
「・・・いや、しかし・・・前進はしているのだ」
Aの鞄を預けられた事実を思い出し、アスモデウスは静かに頷く。
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作者名:E | 作成日時:2024年2月8日 18時