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「Aちゃ〜ん!!悪魔克服頑張ってるんでしょ!!
そんな積極的なAちゃんに僕から、試練を与えよう!!」
『いや、最終日くらい家でのんびりする!
デルキラと会いたいなら召喚するし、上で勝手にやれば?』
早朝にサリバンの来訪があり、迷惑そうに、怠そうにシッシと手を振るA。
「ちょっ!!酷い!!もう、おじいちゃん泣いちゃうよ!!」
シクシクと泣き真似をしながら、チケットを押しつけるサリバン。
チケットを見ただけで嫌そうな表情になり舌打ちをするA。
「前に話した事あるでしょ?僕の昔馴染みであり13冠であるレヴィの運営する施設なんだけどね・・・レヴィの孫であるレイヂ君がAちゃんを案内してくれる事になってるから!!」
『絶対行かん』
「えーでもでもレヴィにも承諾で返事してるし〜
プールが嫌なら水族館見て回るとか色々楽しめるよ??
それにレイヂ君から水系の魔術の扱いとか・・・同じ水に触れなくても参加できる方法とか・・・裏技教えてくれるかもよ??
彼も潔癖な気質あるらしいし〜
僕の領地以外にも興味あるんでしょう??」
グイグイとプレゼンをするサリバンに、Aは溜息を吐いて諦める。
『・・・いや、ない』
嬉しそうにオペラが持つ水着に、引くA。
「ですよね!やはりコチラの過激な方が・・・」
「いや、僕としても布面積少ないのはナシ」
オペラを否定し、サリバンが引く。
ガーンと静かに落ち込む。
「ちょっとだけ悪ふざけしただけじゃないですかぁ・・・ほら、コチラは?」
無難な水着を出す。
『いや・・・やっぱり気持ち悪い』
「貴族会行けるなら、大して違いません!!」
「いや、う〜ん・・・まあ、せっかくだし行ってみたら?
レイヂくん気紛れっぽいから、来ないかもだし・・・待ち合わせ6分前になって来なければ帰ってきていいから!!ね!」
『・・・待ち合わせ時間までじゃないの??』
「何言ってるの!!Aちゃんを待たせるなんてナイナイ!
先に待っているべきだし、時間ピッタリに来るタイプじゃないよ!!」
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作者名:E | 作成日時:2024年2月8日 18時