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「アムリリス様！ご子息の隣にいらっしゃる美しいご令嬢はいったい・・・」
「お久しぶりです！宜しければご令嬢をご紹介頂けませんか？」
「んふふ♡ええ・・・サリバン様の秘蔵娘♡・・・Aちゃん！！」
『祖父は多忙の為、親交のある・・・』
「Aちゃん！固いわ！！アムちゃんにとって
『お戯れを・・・娘のようの可愛がって頂き・・・』
「もう照れちゃって〜」
「母上、Aを壁の華にしたくはないのですが・・・」
貴族悪魔に笑顔で応じるAだったが、想定外の発言に頬が引き攣る。
アムリリスの発言を訂正しようにも、被せられ敵わない。
アスモデウスが危険を察し、口を挟む。
「そうね〜しっかり、エスコートなさい！」
「勿論です」
笑みを浮かべる親子に殺意を押し殺し、一礼して移動する。
「・・・母が申し訳ございません、ですが一度離れたほうがよろしいと判断致しました」
アスモデウスが小声で謝罪を口にし、庭園の方へと歩く。
「アリス兄様ー！！」
「私たちステキ！？」
「あぁ・・・立派なレディだ」
駆け寄る２人の少女にアスモデウスが笑みを浮かべ答える。
「「A様ね！！」」
名乗るよりも早く初対面の少女に当てられ、静かに頷く。
「ビオレと申します・・・イルマ様よりはカワイイ自身あったのに、A様には敵いません」
「リリーと申します・・・悔しいけど、アリス兄様の隣に相応しいですね」
「いや、イルマ様はドレスも似合う！かわいい・・・Aの美しさとは違った魅力が・・・」
「アリス兄様のバカー！」
「大好きだけど！ごはんとってくる！」
「ああ、転ぶなよ」
『・・・。』
「親戚の子達です、失礼致しました」
改めてアスモデウスの入間愛を聞かされたことよりも、親戚の子に言われた言葉に違和感を抱く。
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作者名：E | 作成日時：2024年2月8日 18時
