・ ページ7
呼び鈴の音に入間が反応し、Aが引き止める。
『来客対応はオペラの仕事だし、終末日なんだから不用意に出ない方がいい』
「そっか！学校休みだからアズくんとクララじゃない・・・」
Aの指摘に入間がションボリと肩を落とす。
「入間様、お部屋で歓談なさいますか？」
オペラが２人をひきつれ、入間に問う。
「アズくん！！クララ！！」
「終末日１日目ですね！！
・・・やはり、突然の訪問は失礼でしたかっ！？」
驚く入間にアスモデウスがハッとなり訊く。
「ううん！！ようこそ！！・・・休みで２人に会えないって気づいて寂しかったから、凄く嬉しい！」
無邪気に笑う入間にアスモデウスが胸を抑え、クララが眩しいとサングラスをかける。
「僕の部屋に案内するね！！」
入間が嬉しそうに手をとり、２人を部屋に連れて行く。
「で、お前はぼっちですか？見習ったらどうです？」
『悪魔と慣れ合うとか気持ち悪いでしょ？嫌だよ』
Aの返答にオペラが溜息を吐き、茶菓子を用意すべくキッチンへと歩く。
「ふむ、入間君以外とは親しくするつもりないの？」
『囮でも何でもいいやって思ってたけど、わからん・・・なんで、あの子を選んだの？』
Aの問いにサリバンが少し驚く。
「Aちゃん！！なんで、入間ちの部屋来ないの！？？一緒に行くんだから来てよ！！」
クララが乱入し、Aの腕を掴む。
「おや？恥ずかしがり屋のAを迎えに来てくれて良かったですね？」
お盆を片手に、反対の手でAを持ち上げるオペラ。
「ペラ様！！手伝う？」
「いえ、私の仕事なので結構です」
『触れるな放せ！！』
藻掻くAをオペラが揶揄いながら、連れ歩く。
「えー僕だけ仲間外れなのー？？」
ポツンと一人残されたサリバンが膝を抱える。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
E(プロフ) - ５さん» ありがとうございます！修正致しました (2月6日 19時) (
レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
５ - 10ページのカムイがカムリになってますよ！ (2月6日 18時) (レス) id: 068a9ee721 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：E | 作成日時：2024年2月5日 23時
