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バチィ
「ッ、なんだ！？」
「格子に触れな、ぃ！？」
「はね返されるッ！？」
「外からしか開かない魔術か！！」
「外に誰かっ・・・」
「！？キリヲくん！！」
「君っ、どうやってその出口に！？」
「いや、とにかく助けてくれ！こっちだ！！」
「おい待て」
「あの・・・周りにいるのって・・・」
「「「お帰りなさいませ・・・キリヲ様」」」
「我ら六指衆・・・お迎えに上がりましてございます」
「キリヲ・・・様・・？」
「なぁ・・・今回の計画って、どんなやったっけ？」
「はっ、我らバール様の命を受け”
キリヲの問いにウエトトが答える。
「「「・・・はっ！？？」」」
「どういうことだ！？テメェ！キリヲ！！」
「裏切ったのか！？俺たちを見捨てるのか！？」
「
”君たちを解放する”とは言うてへんのやから・・・せやろ？」
キリヲが首輪を外す。
「ご苦労さん」
「・・・別に出しても良くないっスかぁ？
その方が遊園地も混乱するっしょ？だめなの〜？」
アトリが不思議そうに首を傾げる。
「・・・いやや」
「んなぁんで〜？訳分かんないっスよ
色々手回して、わざわざ出口まで連れてきといて〜」
「わざわざ連れてきたから・・・出したくないんよ
僕の計画聞いて、勝手に信じて手ぇかして
ボロボロになった結果、目の前で理想を逃す
その・・・最高の絶望
その顔が見たかったんよ・・・
早う、彼女のこんな表情が見たいなぁ・・・」
囚魔達の表情を見ているようで、別の風景を妄想するキリヲ。
「・・・出してもすぐ捕まるやろうし、おいとましよか・・・」
「・・・ウース・・・ん成程ぉ」
あんなキレイに元祖返りした悪魔は見たことがねぇ・・・
恋焦がれる相手は一体どんな・・・
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E(プロフ) - ５さん» ありがとうございます！修正致しました (2月6日 19時) (
レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
５ - 10ページのカムイがカムリになってますよ！ (2月6日 18時) (レス) id: 068a9ee721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2024年2月5日 23時
