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「Aッ！！」
オペラの焦った声に驚くよりも、強く抱き締められた事に硬直する。
魔獣から伸びた手が残像のように視界に残る。
「・・・サリバン様が悲しむでしょう」
溜息と共にいつもの口調に戻る。
「・・・これはっ、体中の魔力を凝縮している！
自滅覚悟で全て吐きだすつもりだ！！」
バラムの声がどこが遠くに聞こえ、膨張を続ける魔獣と眼が合った気がした。
『・・・全て、消し飛ばして』
「入れ！！光線は地上を焼きつくす！！
地面より下にいれば・・・被害は最小限だッ！！」
カルエゴが言い、アガレスが掘り下げた穴へオペラに突き落とされる。
「腑抜けてる場合じゃないでしょうに・・・
さあ、入間様もA様を見習い、下りて下さい！」
「でも、あの量の魔力が放出されたら・・・」
「恐らく、遊園地の半分は焦土に・・・」
入間がオペラに問い、手を振り払う。
「待ってください！あの方向は・・・射程範囲に避難所が・・・せめて、向きだけでもそらせられれば！！」
「では、顔に一撃！！」
アスモデウスとサブノックが好戦的に構え、アメリも家系魔術を発動させる。
「よせバカども！！あれは、もはや魔力でできた発射台・・・攻撃したら、それこそ誘爆するわ！！」
カルエゴの警告に青ざめる。
「避難所の中へ伝える方法は！？」
「遠すぎる！！伝えても逃げる時間もない！！」
「そんな・・・なにか、魔術は・・・」
必死に訴える入間の肩をバラムが掴む。
「だめだ、間に合わない
もう・・・発射する！！」
『・・・入間・・ご馳走様』
静かに悪食に口をつけ、貯蔵している魔力を吸い出すA。
「え、姉さん！？なんで、出てき・・・って、これじゃまた襲・・・そっか！」
空になった悪食が唸り、入間が意図に気づく。
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E(プロフ) - ５さん» ありがとうございます！修正致しました (2月6日 19時) (
レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
５ - 10ページのカムイがカムリになってますよ！ (2月6日 18時) (レス) id: 068a9ee721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2024年2月5日 23時
