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戦利品の回収を終え、来た道を歩いていると携帯が鳴る。
正確には携帯の電源を入れた瞬間に、通話ボタンを押したようだ。
「あ、やっと繋がりました！！A様！！入間様と合流されてますか！！」
切羽詰まったアスモデウスの声と、後ろでバラムの声が響き、耳から携帯を離す。
『は？なんで一緒にいないの？地面に降ろしたら迷子になるって言ったでしょ！？』
Aは電話を切る。
静かになった通りを慌てて振り返るA。
「・・・今はここから離れろ！ナウ！！」
離れた場所から聞こえる声にAは驚き駆け出す。
『デルキ・・・入間？？』
黒いモヤが一瞬みえた気がするが、そこに居たのは半泣きの入間。
「姉さん！！ぼく、僕・・・携帯の電池、切れてて・・・暗くて・・・怖・・・」
Aに抱き着き泣き出す入間。
『入間じゃない声がしたけど・・・誰か居るの？』
「ううん！！僕、一人！！」
ごめんなさいと号泣する入間にAは溜息を吐く。
Aは携帯で電話をかける。
「も、申し訳ございません！！今・・・」
『入間みつけた、何処に居るの？』
「良かった！！いえ、そちらにお迎えに伺います！！」
『・・・いや、ちょっと時間置いて合流でもいい？
私を探して迷子になったらしいから、少し２人で回る
魔王の館並んで待ってて、順番が来るまでには合流するつもりだけど、間に合わなかったらみてていいから』
「あ、アズくんごめっ・・・」
「！！いえ・・・では、魔王の館にてお待ちしております！」
入間の声を聞き、察したアスモデウスが納得し、サブノックが喜ぶ声が電話越しに聞こえた。
「姉さ・・・ごめっ・・・あれ、・・・えっと・・・」
ゴシゴシと目元を擦るが、涙はとまる事無く入間が首を傾げる。
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E(プロフ) - ５さん» ありがとうございます！修正致しました (2月6日 19時) (
レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
５ - 10ページのカムイがカムリになってますよ！ (2月6日 18時) (レス) id: 068a9ee721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2024年2月5日 23時
