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授業が終わるとモモノキに残るように言われたA。
入間達には先に食堂に行くよう伝える。

「悪ふざけがすぎるわ」

『具体的に指示してもらえれば、そうしましたよ?』

「好きにして良いって指示が間違ってたと言いたいのかしら?」

『・・・そんなに似てました?』

お説教モードのモモノキに、Aが不思議そうに首を傾げる。

「悪意がないのはわかったけど、だからこそタチが悪いのよ」

モモノキが溜息を吐く。

『反省文、何枚ですか?』

「そこまでしなくていいわ・・・その変わり、もう一度、魅せて!」

私欲を優先するモモノキ。
Aは不思議そうに手を翳し、再びカエルからモフエゴへ変化させる。

「・・・何故、詠唱をしないのかしら?」

『中二病みたいで恥ずかしいでしょう?」

「そうかしら?」

Aの言葉に、モモノキは不思議そうに瞬きをする。

『もう、いいですか?』

「もう少し時間をもらっていいかしら?」

『構いませんが、モモノキ先生が珍しいですね』

「ええ、教室の事なんだけど・・・」

『やめませんよ?』

「そうじゃなくてね、基本的に卒業までクラス替えみたいな事、してないのよ」

『え?』

「2年に上がっても同じメンバーのままよ?」

『そんな・・・でも、部屋は変わりますよね?』

「塔が変わるから、来年は別の場所になると思うわ
 ずっと気になってたの、毎年全学年のクラス決めをし直すなんて事今までなかったから」

『そうなんですね、ありがとうございます』

当然クラス替えがあると思っていたAは衝撃を受け、早々に教えてくれたモモノキに感謝する。

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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

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