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静寂の中、入間が咳払いする。
「・・・これまでの俺は少々、無欲すぎた
カルエゴ先生もご存じでしょ？
我ら問題児クラスの教室は実にひどい！
生徒の学習環境を整えるのは学校側の義務では？」
キリリと言い切る入間に、カルエゴが啞然とする。
「はあ？学習？？」
『え、今？わかった』
ダリに背を押され、Aがカルエゴの口に激辛せんべえを押し込む。
忌々し気に睨まれ、パリンという音が響く。
Aとダリがハイタッチをし、スージーも便乗する。
「餌付け記念日？」
『辛いのは正解みたいですね』
「ふいっ、次は飲み物行きます？」
教師陣は想定外の状況に背を向け静かに笑う。
「・・・姉さん・・・はぁ・・・
そもそも！なぜ、隔離する必要があるのか！？
我々のどこが問題児なんだ！？」
入間が溜息を吐き、気持ちを新たに毅然と問いかける。
カルエゴが額を抑え、溜息を吐く。
「ダリ先生」
「は〜い☆・・・あ、おかわり要ります？？」
ドサドサと分厚いファイルをカルエゴの前に置き、お菓子の箱をみせる。
「結構です」
何故かキッと睨まれるA。
『八つ当たられ率高いですよね〜私』
「ふいっ 本当に冤罪だけだと思います？半分以上は正当かと」
「いやいや、ほぼ正しいでしょ？」
『うわっ最低ー』
スージーと談笑を始め、他の教師も巻き込む。
「えーなになに？今日は何の反省文書くの？？」
『趣味みたいに言わないでもらえます？」
「ふいっ 師団見学いつきます？」
「そうそう 師団見学の約束だったよね？」
『気が向いたらって言って・・・成り行きで師団つくったので・・』
「ふいっ では、顧問を決めましょう」
「俺、空いてるよ！」
「私も出来るわ！」
『え、結局この流れに戻るの？顧問いらない師団なんだけど・・・』
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作者名：E | 作成日時：2024年1月28日 17時
