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「おーう、いたんだ問題児クラス!
これ、おいてくけどいいよな?
「やーマジ便利だわー・・・俺、あの教室ムリだわー」
ケタケタと笑いながら立ち去る生徒達。
「これは?」
入間がゴミ山を蹴りながら訊く。
「他のクラスのゴミだよ
共用のごみ捨て場が向こうにあるんだけど、面倒がってここに置いてくんだよ
で、臭いが凄いから俺らが捨てにいくと
たまにAちゃんが魔術で吹き飛ばしてくれるけど、基本俺らで片してる」
リードの言葉に入間の表情が険しくなる。
「・・・この壁は?」
「ストレス発散でしょ
ゴミ捨てに来た奴が、好き勝手やってくんだよねー
たまにAちゃんがゴミ山に蹴り飛ばしてるけど、基本放置」
ジャズの言葉に入間は溜息を吐く。
「まあ、もう慣れちゃって気にもなんないけど・・・」
ハハハハと笑い合う問題児達の声が聞こえない入間。
「ラファイア」
一気にゴミ山と壁を燃やす。
「本当に俺は何も知らなかった・・・姉さんが嫌がる訳だ」
唖然とする問題児達に入間は舌打ちをする。
「気にいらねぇな・・・ここは俺のクラス俺の領域だ
悪魔にとって位階は重要
このクラスは高位階が多いにもかかわらずこの扱い・・・根本的になめられている
決めた!俺は・・・この納屋から城に移る
姉さんに相応しい
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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時