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「嫌だな〜何もなかったのに、反省文もないよ〜・・・それより、怪我してない?」

理事長室に強制的に連行されたA。
いつも通りのサリバンに瞬きを繰り返す。

「え?なになに??叱られるとか思ってるの?」

揶揄う様にサリバンが笑う。

『生徒を傷つけたら怒るんでしょう?』

「彼らが許容できる範囲で止めてあげたでしょ?
 それにね、僕はAちゃんへの仕打ちに腹を立ててるんだ・・・今月の給料カットなんてどうかな!!」

『どうでもいいよ』

溜息と共に吐き棄てるA。
今になって暴力の反動で震えと、脱力感に襲われる。

「僕はね、躊躇なくデルキラ様を召喚すれば良いと思ってる。
 周囲の悪魔の事なんて気にする必要はないし、寧ろ周知してくれた方が嬉しい。
 それでも、都合が悪いとデルキラ様が判断なさるなら・・・ご自身で記憶を消すなリ対処されると思うんだ!!
 ・・・もっと、頼っていいんだよ。
 僕らも所詮、キミにとっては信用できない悪魔なのかもしれない・・・でも、使い魔は違うでしょ?」

『私の手で報復したい』

「うん、そうだね・・・でも、考えてみて?
 キミの命令、指示で望むままに痛めつけられる相手を離れた所で鑑賞するのも・・・悪くないんじゃないかな?」

強がるAに、サリバンが優しく甘言を囁く。

「最近、悪夢続きで寝れてないんでしょう?
 不安ならば召喚したらいい・・・最強の味方でしょ?」

『コレは切り札として、その日まで使いたくない』

「そっか・・・じゃあ、オペラやバラムくんを頼る?・・・取り上げられちゃったんでしょ?」

差し出された召喚シールを素直に受け取る。

『・・・そうだね、オペラは?』

「イルマ君の帰還パーティーの準備をするって家で張り切ってるよ!
 Aちゃんも一緒にお祝いする??」

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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

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