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「・・・私は、弱い
 周りの方々に、助けてもらわねばなにもできない
 情けなくてふがいなくて・・・逃げようとしました
 でも、私を信じてくれる方がいた
 その方が信じてくれたのは私の・・・欲望
 何がしたいのか
 ここに立って皆さんの顔を見て・・・思いだした
 弱い私がなぜ、会長の席にこだわり続けたのか
 ・・・それは、周りの期待・・・それ以上に!
 なによりも!・・・ここを最高の学校にしたいと望んだから
 貴方たちは生徒である前に悪魔なのです!
 悪魔の本質は欲!!
 与えられた”愉楽(よく)”に甘えず!
 己の欲望に誇りを持つのです!!
 貴方の欲望はなんですか!?それに今、手が届きますか?
 届かぬなら!手を伸ばす術を学びなさい!
 バビルスは野心ある悪魔を育む場所であるべきなのですッ
 だからッもし、貴方たちが己の欲を・・・その手につかみたいのならッ
 ・・・黙って私の野望に・・・ついてこい」

アメリの想い(野望)に生徒が聞き入り、感涙する。

「残念だったな、Aッ!この座は誰にも譲らんッ!!正式に、生徒会へ来い!」

『断る』

即答するAに、晴れ晴れしたようにアメリが笑う。
生徒からはアメリを応援する声が多く上がる。

Aとは対称的に、大勢の悪魔に囲まれた場所に立つ入間をみつける。
笑顔で手を振る入間。
何故、Aに執着していたか気づいたアメリ。
優秀だからではなく、入間(好きな人)の姉だから・・・

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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

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