検索窓
今日:23 hit、昨日:139 hit、合計:16,916 hit

ページ4

「すみませんでした!
 私のせいで皆さんにご迷惑を・・・」

深々と頭を下げるクロム。

「いいよー
 ライブは大成功!終わりよければ全てよし!」

「3人凄かったなー」

「かわいかったよー」

「アクドル興味ない?」

「入間様に関する件は、全て私を通して頂けますか?」

スタッフに囲まれる入間の前にオペラが現れる。

「オペラさん!?・・・え!?おじいちゃんもきて・・・」

「いえ、サリバン様はいらしてませんし、ご存じありません」

ヒヤリとしたオペラの視線に、入間は安堵しかけた気持ちを引き締める。

「えっと、もしかして姉さんは来てたり?」

「なっ・・・Aはこのような場、来ないでしょう!?」

入間の発言にアスモデウスが慌てる。
オペラが静かに頷き、上を示す。

「会場というより個室の超VIP席で、帰るタイミングを考えてることかと」

嘘だと入間とアスモデウスが項垂れ落ち込む。

「Aちゃん!!ペラ様、会える??」

「あ、あの!本当に来てくれてたんですか!!」

クララを押しのけるようにクロムがオペラに訊き、駆け出す。

「どうでした?最高のステージだったでしょう!!」

Aへ用意した個室に迷いなく突撃したクロム。

「え、本人!?」

「会長!?」

Aと合流していたアメリが驚き、クロムも驚き素が出る。

「前座のイルミちゃんなのだが・・・」

アメリがハッとしたように、Aにはぐらかされた質問をクロムにする。

「売り出し予定のアイドルなので、詳細は秘密です♡
 バビルスの生徒会長さんですよね?来てくれてありがとう♡」

営業モードのクロムに握手をされ、アメリが流される。

「そろそろ帰りますよ、入間様と合流できましたー」

オペラがAに声をかける。

『放送師団からチケット譲られたらしいです』

アメリの視線に事実を述べ、Aが足早に退室する。

「ちょっと、待ちなさい」

クロムが慌てたように追いかける。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。