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「てめぇが、会長を襲った犯人か？」
アメリがAの元へ駆けるを見て、ザガンがロノウェの襟首を掴む。
「・・・なんのことだか・・・そそそ、それより！手をはなしたまえ
ややっ、野蛮な・・・ききっ、菌がっ・・・」
「あ？」
「ヒューヒュー
男に５秒も触れられた・・・限界ロノウェ・・・」
「ああいう自分ルールが多いから、なかなか外には出てこないんだよ・・・
Aちゃんに接触してたのは意外だったなぁ」
キマリスが入間に説明する。
「この好機を逃さないぞ！
Aは未だ未加入ならば正気は僕のある！！
会長が弱っている今、我々は生徒会に・・・
ロノウェが勝ち誇ったようにアメリに指を指し、署名を取り出す。
「署名も、この通〜り！流石ロノウェ！人望の塊！」
「うわ〜うちが取り締まった師団ばっかり！」
「断ることって・・・」
「ムリだ、そういう規則で」
呆れるキマリス。
不安そうな入間にグシオンが答える。
「今まで、
ミス・アザゼルの威光が絶大だったが故！
それが、このような可憐なお姿になられ・・・後輩であるAの背に隠れてらっしゃる
今の貴女ならば、Aと共にロノウェの
「キサマッ！！」
アメリの髪を掴んだロノウェの手を、入間が振り払う。
「んん？・・・君は？」
「あっ、すっ、すみません！でも・・・勝手に女性の髪を触るというのは・・・さすがに不躾かなと・・・それに、姉さんにふられていると自覚して下さい！姉さんは貴方みたいな方、嫌いだと思うんです！」
「不躾・・・フラレ・・・フッ、いいだろう・・その敵意・・・しかと受け取った！
首を洗って待っていたまえ！このロノウェが！君たちを必ずや引退させてやろう！
新生徒会長となった僕に、Aは惚れる筈さッ！！」
入間の言葉に号泣し、騒がしく退室するロノウェ。
「あのっ、僕・・・余計なことを・・・」
入間の背をザガンとキマリスが叩く。
「よく言った」
「先越されちゃったなーもう」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月28日 17時
