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「え、誰ですか??」

「あ”〜さっき言ってた心当たり・・・」

入間とキマリスの声にロノウェが復活する。

「ヘイヘイ!僕の話は大きい声で!!
 ロノウェ・ロミエール!
 我ながら声に出して呼びたいファビュラスな名前だ!!
 生徒会に無視され続けて幾星霜!
 このロノウェ!今こそ高らかに宣言しよう!
 我らバビルス風紀師団!!生徒会を乗っ取りにきました!!
 よろしくロノウェ!!」

『煩いから騒ぐなら外で、ミギ空気入れ替えたいから窓開けて』

「はいぃ!!」

「・・・この風紀委員長ロノウェ・ロミエールが、生徒会を乗っ取り
 新・生徒会長となる!!
 A、君には現在同様、僕の補佐を約束しよう!!」

『は??誰が誰の下だって??』

バキリと筆をへし折り、Aが低く唸る。
ロノウェとミギとダリが3人で抱き合い怯える。

『ねえ、聞いてるでしょう?よく聞こえなかったから、もう一度言ってもらえます?』

静かに席をたつA。
ヒッと短く悲鳴を上げ、花を撒き散らすロノウェ。

「えっと、何事です?あら、筆が脆かったのですね!?Aさん、お怪我は・・・」

教師に呼び出されていたアメリが、慌てて合流してAの手を包む。

『・・・何とも、ありません』

「そうでしょうか?でも、手袋にインクが・・・」

「ね、姉さん!!」

入間が間に入るように、新しい手袋を差し出す。

『ありがと』

入間から手袋を受け取り、2人の頭をポンと叩く。

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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

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