・ ページ28
「え、誰ですか??」
「あ”〜さっき言ってた心当たり・・・」
入間とキマリスの声にロノウェが復活する。
「ヘイヘイ!僕の話は大きい声で!!
ロノウェ・ロミエール!
我ながら声に出して呼びたいファビュラスな名前だ!!
生徒会に無視され続けて幾星霜!
このロノウェ!今こそ高らかに宣言しよう!
我らバビルス風紀師団!!生徒会を乗っ取りにきました!!
よろしくロノウェ!!」
『煩いから騒ぐなら外で、ミギ空気入れ替えたいから窓開けて』
「はいぃ!!」
「・・・この風紀委員長ロノウェ・ロミエールが、生徒会を乗っ取り
新・生徒会長となる!!
A、君には現在同様、僕の補佐を約束しよう!!」
『は??誰が誰の下だって??』
バキリと筆をへし折り、Aが低く唸る。
ロノウェとミギとダリが3人で抱き合い怯える。
『ねえ、聞いてるでしょう?よく聞こえなかったから、もう一度言ってもらえます?』
静かに席をたつA。
ヒッと短く悲鳴を上げ、花を撒き散らすロノウェ。
「えっと、何事です?あら、筆が脆かったのですね!?Aさん、お怪我は・・・」
教師に呼び出されていたアメリが、慌てて合流してAの手を包む。
『・・・何とも、ありません』
「そうでしょうか?でも、手袋にインクが・・・」
「ね、姉さん!!」
入間が間に入るように、新しい手袋を差し出す。
『ありがと』
入間から手袋を受け取り、2人の頭をポンと叩く。
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時