欲深いのは悪魔か人間か４ (ページ3)

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「どんだけ待たせてんだッ！！」

「こっちは悪周期でイライラしてんだ！！」

「くろむちゃんを出せーッ！！！」

会場が騒然とし出す。

『絶対、私の敵居ないでしょ？居るなら周辺とか外だと思う』

「わかりませんよ？たまたまストレス発散に来てるかもしれません」

『それより・・・入間どこ行ったの？』

「ＶＩＰ席の特典じゃないですか？」

ノックの後に軽食が運ばれる。

「心が痛みません？」

『なんで？』

当然のようにサービス品を教授するA。

「皆様！お待たせして申し訳ありません！！
　これより前座のショーを行います！！」

「わっ、我ら！イルミとゆかいな仲間たち！！！」

『ゴフッ・・・ゲホッ・・・居たね・・・え？コレを見せたかったの？』

登場した３人組にAが噎せ、オペラが固まり放心する。

「いえ、存じておりません・・・サリバン様もご存じないかと・・・」

『教師とクラスメイト、生徒会長も居るのに・・・知らないからね？』

「ええ、私達は何も存じ上げない。無関係です。イルミ様のファンクラブを急ぎ開設せねば！」

Aの言葉に頷き、オペラが呟き、ハッとしたように部屋を出る。

『全く、悪魔に注目されて何が楽しいか理解できない・・・』

Aは呆れたように溜息を吐き、菓子を口に運ぶ。