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「A、何を企んでいる」
『何も』
本日の反省文を提出したAに、カルエゴが訊く。
「生徒会入るの？」
「見学って言ってたけど長くない？」
「ふいっ 他の師団も是非体験してから、決めましょう！ね！」
面白そうに教師が集まり、Aは溜息を吐く。
『私個人の意思で理事長を振り回してますが、師団については無関け・・・ああ・・・』
Aが言いかけて、生徒会の管轄と言いかけ現状を思い出して納得する。
『あれ、生徒会を掌握したら勝ち？』
「何と戦っとるんだ？・・・教師として好きにはさせんぞ」
Aがひらめき、カルエゴが怠そうに溜息を吐く。
「理事長の孫という権力に、生徒会権限・・・確かに無敵だね☆」
ダリが面白そうに言い、カルエゴが嫌そうに舌打ちをする。
「ふいっ まずはリラックスするお花を眺めながら、落ち着くお茶を飲みましょう！」
『至って平常ですよ？』
スージーが焦ったように言い、Aが不思議そうに首を傾げる。
「結局、師団披露の時も真剣に見学してなかったでしょ？」
「見学もせずに決めちゃうの勿体なくない？」
「今さら権力に興味ないでしょ？」
『・・・私の用事は済んだので帰ります』
「ああ・・・明日は世話をかけずに、大人しく問題児クラスに行けよ」
「あれ？カルエゴ先生、それは前フリ的な奴ですか？」
返事をせずに帰宅したA。
ダリがカルエゴを揶揄い、教師陣はそそくさと距離をとる。
「違います。ほぼ毎朝・・・引き取ってくれます？」
「い・や☆」
怠そうに言うカルエゴが、ダリの言葉に舌打ちをする。
「カルエゴ先生！！書類です！！」
空気をよまずに元気いっぱいのロビンが現れ、全員耳を塞ぐ。
「再提出、誤字脱字多すぎだ・・・死ね」
「ええ！！ちゃんと確認したのにぃ・・・ちなみに、どの辺りでしょうか！？」
冷たくカルエゴが言い、元気いっぱいにロビンが食い下がり、更なる怒りを買うまでがワンセット。
最初は面白がっていた教師陣もさすがに厭きたのか興味を失っていた。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月28日 17時
