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「姉さん、僕が不甲斐ないばかりにごめんなさい」
『そうだね』
入間がションボリと言い、Aが珍しく肯定する。
「イルマ、師団の件で話がある」
「え、師団？」
「”魔具研究師団”だが・・・今は活動しているのか？
唯一の３年生は自主休学となっているが・・・
師団の活動は３年生１名以上か、位階”
アスモデウスは位階
魔具研は条件を満たしていない、よって・・・正式に活動休止とする」
「そんなっ、ちょっと待って・・・」
「まぁ、最後まできけ
”休止”なのだから、また再開させればいい
ただし、それには”研修”を受け生徒会の認可を得る必要がある
他の師団で数週間活動し、そこの団長から推薦文を貰うのだ
アスモデウスはその総合力から、魔術開発師団へ
ウァラクは発想の豊かさから遊戯師団へ送った
急で強引だと思うだろうが、師団の管理は生徒会の責務だ
それに他の師団で見識を広めるのも悪くはないだろう」
『ねえ、入間・・・アリスやクララと過ごす時間を犠牲にしてでも”魔具研”でありたいの？
条件をクリアすれば”休止”や”研修”も必要ないんですよね？』
「僕は、他の師団でもなく”魔具研”で先輩を待ちたいです」
「条件を満たす？」
『名ばかりでも３年が加入していれば問題ないんでしょう？』
「・・・そうだ」
「待って、姉さん！！・・・それは嫌だ、確かに姉さんが依頼したら名を貸してくれる先輩が居ると思う・・・でも、そうじゃなくて、僕達で待ちたいんだ！」
Aの言いたい事に気づいた入間が否定する。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月28日 17時
