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「さあ、入間様・・・召し上がれ！」
「入間ち・・・召し上がれ！」
肩で息をするアスモデウスとクララ。
自分のために作られた山盛りの料理に入間が感動する。
「いっいただきます！」
モグモグと噛み締める入間。
「うん！どっちもおいし・・・」
「
「私のだよね！」
「私の！！」
「どっちって・・・姉さん、どうしたら？」
『直感で答えてあげればいいんじゃない？』
困惑した表情で入間が問う。
Aは早朝から連行され眠そうに、怠そうに答える。
「どっちか選んで！！」
「コラッ入間様が苦しがっているだろう・・・お口直しにこちらを！！」
「アズアズずるい！」
「ずるくない！」
入間の口にフォークで料理をつめこむアスモデウス
クララが負けじと自分の料理を入間の口に押し込む
Aは余った食材で、忘れていた朝食を作り始める。
「・・・おいしい！２つ一緒に食べるとすっごく、おいしいよ！」
入間が嬉しそうに叫び、騒ぐ２人の口に料理を入れる。
「僕、
「・・・入間ち、元気になったね」
「ああ・・・確かに２つ、合わせた方が良い味だったな」
「・・・うん」
「引き分けだな」
照れたように拳を合わせる２人。
「・・・姉さんは何を作ってるんですか？」
入間が目を輝かせてAに訊く。
『何だろうね・・・え、２人の料理あるでしょう？』
「ダメですか？」
皿を差し出し、食べたいと目で訴える入間。
「食材なら予備がまだございます！レシピを教えて頂ければアズがお作り致します！！」
「私も！入間ちの食べたいの作る！！」
『いや、交換しないから・・・』
自作の朝食を食べ始めるAは、２人の料理を断る。
「美味しい！！でも、２人の料理とは喧嘩する味で・・・別々だと美味しいのに不思議・・」
入間が幸せそうに食べる。
『入間は食べれれば何でもいいだけでしょ？』
「いや、繊細な味覚をお持ちの筈ッ！そのレシピを・・・」
「美味しいと嫌いの判断は出来る筈だから、とびきり美味しいのを・・・」
秘伝のレシピをと縋る２人
Aは鬱陶しそうに引き剥がす
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
