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「キリヲ先輩の件は・・・詳しくはお聞きしません
 入間様が先輩と話し合って、納得できたのなら我々も納得します
 Aと仲たがい?された理由についても詮索致しません
 で、す、が!!我々にできることがあれば何でもお申し付けください!!」

「そーだ!そーだ!一人ぽっちでぐるぐる良くないよー」

「ぐるぐる?」

「悩むと頭ぐるぐるするっしょ!」

アスモデウスが怪訝そうに首を傾げる。





「A、入間様と何があったのだ?」

「入間ちすぐ誤魔化してたけど、泣いてたよ?」

アスモデウスとクララが、Aの使用している非公認師団と化した部屋に乗り込む。

『・・・寂しくなったんじゃない?』

失礼だと2人を諫める生徒達に退室するよう指示し、Aが答える。

『故郷に帰るより、魔界(ここ)に残る事を選んだけど・・・今は揺れてるのかもしれない
 変態(あんな)を目の当たりにして、考えてるんじゃないかな』

補足するように告げる。

「故郷へ・・・帰るだと!?」

「それは嫌!」

『ねえ、入間の何をそんなに気に入っているの?
 故郷が何処か、今までどんな暮らしをしていたか・・・何も知らないでしょう?』

2人の返答に、Aが不機嫌に返す。
ビリビリとした威圧感に一瞬怯んだ2人だが、入間の好きな所を競う様に述べる。

『・・・で、そんなに慕う入間を一人教室に残してきて、何してるの?』

「入間様の憂いを晴らす為、やむを得ずだ!」

「・・・入間ちの元気ない理由が気になって」

『気紛れに登下校を共にする程度の私より、長時間共に過ごす2人の方が親しいでしょう?
 それに、私は私の好きに過ごすから巻き込まれるのは迷惑なの・・・』

Aは2人を部屋に残し、外で待機していた生徒と話しながら立ち去る。

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作者名:E | 作成日時:2024年1月24日 19時

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