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「アメリさん？姉さん・・・」
「入間！？いや、生徒会に勧誘をだな・・・決して強要してはいないぞ！」
不思議そうな入間に、アメリが弁解するように告げる。
「知り合い、お互い面識があったのか？」
「彼は学内でも有名ですから！
入学当時から多くの功績を残していますし
さきの師団披露でも見事な披露をしてくれました
・・・イルマはとても優秀な悪魔ですよ
姉のAは、自由で表立って評価されていませんが・・・陰で暗躍していると思うんです
でなければ、教師や生徒からの信頼は得られませんから！
なので、是非、Aには生徒会に尽力してほしいと願うのです！！」
真っ直ぐにアンリに訴えるアメリ。
アンリが溜息を吐く。
「お前がそこまで、評価するとは珍しいな」
「はっ、いえっ、その・・・まぁ、Aには避けられてますが・・・
彼とは・・・よく２人で話すといいますか・・・
最初はAにも誤解されていましたが、今では認めてもらっているといいますか・・・」
穏やかな笑みを浮かべていたアンリが固まり、パリーンと眼鏡が割れる。
「Aではなく、彼と、２人、で？」
「はい、放課後、一緒に談話室でお茶をして・・・」
「お茶！？２人で密室で、姉公認で、
アメリが話すたびに威圧感が増すアンリ。
ジリジリと迫るアンリに、アメリが後退する。
「え〜(
「A何故娘の口を塞いだ？私は娘との会話をしていたんだが、水をさすのかい？」
何故か逃走した筈のAが、アメリの背後から口を塞ぎ、アンリに睨まれる。
『いえ、御令嬢は妄想癖が強い発言をされるので、誤解される前に止めただけです。
そんなに大切ならば、会う回数を増やされたらいかがです？』
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
