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「粛に！本来ならばここで閉会だが・・・１点、報告がある
今回の師団披露は例年に比べ特にトラブルが多かった
その中で、教師に報告もせずに・・・
自分たちだけで危険かつ派手な披露を成し遂げた師団がある
本来、懲罰すべき案件だが・・・学校中から得た圧倒的な支持を無視するのは
師団披露の方針に背く
よって・・・教師陣で討議した結果・・・
新たに賞を設けることにした
トリッキーで賞・・・商品は代表者１名の
こんな賞を獲る馬鹿どもを皆で笑ってやろう
さっさと上がってこい・・・魔具研究師団」
「僕が代表でいいの！？姉さんのが活躍を・・・」
『策士に成ったね？残念ながら、師団に加入しないよ？』
「あっ・・・」
いつの間にか戻ってきたAに、入間が首を傾げ、ハッとする。
「何処に行っておったのだ？」
『呼び出し』
入間が檀上に上がる姿を嬉しそうに眺めアスモデウスが問う。
「Aちゃんも参加してたん？」
『っていう流れにしたかったんだろうね？」
Aの返事にクララが残念がる。
「全く・・・貴様が奮闘したと聞いたが・・・一歩間違えば大惨事だった
私に報告の一つもできなかったのか？」
カルエゴに襟首を掴まれる。
「す・・・すみません、必死で！」
「貴様は自分の危険に慣れすぎている癖がある
Aも所詮、実戦経験のない生徒にすぎん
もっと、教師を、大人を頼れ馬鹿め
この評価は戒めとしても刻め
入間・・・貴様に位階”
「あっ、ありがとうございます！」
「やりましたね入間様！」
「おそろい！！」
「うっうん！」
「入間くーん！”
おじいちゃんも鼻が高いよ！
檀上でも堂々としてて、前はあんなに目立つのを嫌がってたのに！」
「そりゃあ目立つのは・・・」
サリバンの言葉にハッとなる入間。
「よっ！人気者！！」
「やめてください！！」
押し掛ける生徒達に青ざめ、嬉しそうなサリバンに叫ぶ入間。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
