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「我は天、遍く存在の王
消失の魔王”デルキラ”である！！
ひれ伏せい！！」
サブノックの演技に歓声が上がる。
『あんなだったの？』
「いやいや、脚色されまくりだって〜」
Aの問いにサリバンが楽しそうに答える。
入間はサブノックの元へと駆ける。
「ヒューイカしてたよ兄様！！」
「カッコ良かったよ！サブノックくん！と・・・妹さん？」
「ハッ！妹のサブノック・シルビアでありまス！
兄様は中々実家に戻られないので、会えて嬉しいっス！」
「そっか！」
サブノックの肩にぶら下がり、入間に嬉々として答えるシルビア。
「しかし、主演の己よりも観客のヌシらに注目が集まったのはどうかと思うぞ？
さすがライバルとも言えるが・・・」
『人混み歩くの怠い』
「ヌッハッハッ・・・首席らしいなッ！」
サブノックがAの言葉に豪快に笑う。
「１人で来たの？」
「理事長！いえ！一番上の兄と一緒に！
でも、２秒ではぐれたっス！！」
「先に言え！！！さがしにゆくぞ！・・・ではなッ！」
サリバンに緊張しながらシルビアが答え、サブノックが駆け出す。
「おーい！！」
呼ばれた屋台へ移動する。
「や！入間くん！」
「あっ、処刑玉砲師団の！」
「的壊しかぁ・・・いいね」
入間が挨拶をし、Aが強制的に降ろされる。
「花火、凄かったよ！君の実力をおしいと言った自分が恥ずかしい」
「いえ！そんな・・・」
「良かったら遊んでってくれ！でも！鉄の的は手強いぞぉ！ハハハ」
師団長が嬉しそうに入間と話す間に、Aとオペラはボールを受け取り同時に投げる。
２つあった鉄の的が粉々に砕け、師団長も灰になる。
「私はこのぬいぐるみを運ぶので、歩きなさい」
『えーじゃあ、コレもね！』
大きなベアのぬいぐるみを、得意気に肩車するオペラ。
対のぬいぐるみを器用に上に載せるA。
「・・・仕方ないですね」
「よし！次だ！」
サリバンがAと入間の手を握り、釣りの屋台へ駆ける。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
