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「あら、貴方が入間くんね♡
アリスの母・十三冠”色頭”アスモデウス・アムリリスよ♡
アリスちゃんったら、いっつも貴方の話ばかりで〜♡
Aちゃんには”アリス”って呼ばれて・・・」
アスモデウスがハッとしたようにアムリリスの口を塞ぐ。
『・・・そうですか』
Aがぼんやりしながら、どうでも良さそうに相槌を打つ。
「姉さん、本当に大丈夫！？」
『・・・ん、取り敢えず入間は近づいたらダメだよ？』
我に返ったように入間を背に押し込めるA。
「んふふ♡
入間ちゃん隠しちゃうのん？
ねえ、”はなび”って、どんなえろい器具なの？」
「やめてください！！」
Aが素早く入間の耳を塞ぎ、アスモデウスが全力で止める。
「そうだ！サキュバス師団のライム先生！
教え子でしょう！挨拶に行きましょう！
いってきます！入間様！」
「えー、そんなに言うならいいけど、Aちゃんは連れてくわよ！」
「何故！？」
「もう、一押しで良さに目覚める気がするのん！
ライムちゃんからも興味持ってくれないって泣きつかれてたし♡」
「駄目です！Aはサリバン様と師団巡りをする予定なんです！！」
「サリバン様と・・・なら仕方ないわねん♡
Aちゃん、入間ちゃんまたね♡」
アスモデウスが全力でアムリリスを引き離し、Aが溜息を吐く。
「えっと、姉さん本当に大丈夫？」
『大丈夫じゃない』
「待ちなさいA」
駆け出そうとしたAの肩をオペラが掴む。
「Aちゃん、本当にどうしたの？大丈夫？」
サリバンが可愛らしいマスクをAにつけ、Aがベシンと地面に投げ捨てる。
「サリバン様、やはり念子柄のが良いみたいです！」
「いや、めっちゃ踏みしめられてんじゃん」
憎々し気にマスクを踏みしめるAを指さすサリバン。
「姉さん、風邪ひいてて体調悪いの？」
「Aちゃんが風邪なんて、ナイナイ」
「そんな繊細な子供な訳ないでしょう？」
入間の言葉にサリバンとオペラが全力で否定する。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
