欲深いのは悪魔か人間か３ (ページ32)

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「グッドモーニング！入間くん♡」

「おッ、おじいちゃん！？
　えっ、帰って・・・
　あれっ、僕は一体・・・あ、姉さんは！？
　あっ、身体動かない！！」

「うん、おちつこうか
　水、飲める？」

「はい。帰ってきたんですね」

「うん。手紙を貰ってね
　・・・まあ色々あって君たちをみつけてね」

「姉さんと先輩、キリヲ先輩はッ！？」

「うん、Aちゃんは無事だけど流石に疲れたみたいだったから、オペラに任せて今は屋敷で寝てるよ
　彼は静かだった・・・いや、賑やかな子だったのかな？」

不機嫌そうな表情を浮かべるサリバン。

「姉さんは無事だったんですね・・・良かった。で、先輩は？」

「魔界警備局に連行されたけど、あれの取り調べは苦労しそうだね
　まぁ、それなりの処罰はあるだろうけど
　実害は出てない訳だし減刑はあると思うよ
　でも騒ぎ(・・)は騒ぎ(・・)、おとし前はきっちりつけないと、ねっ」

サリバンが入間を肩車する。

「君はもう少し、自分のしたことの大きさを知るべきだよ
　ほら・・・みんな待ってる」

叱られると身構える入間。
見えた光景は・・・

「さぁ、ご覧あれ！今回のサプライズ企画の大目玉！
　あの光の花の仕掛人！特待生入間くぅーん！！」

嬉しそうに見上げる生徒達。

「こっこれは・・・」

「はい、手ぇ振って！もーみんな大興奮だよ
　感動したんだって・・・君たちの花火に」

驚く入間にサリバンが嬉しそうに答える。
中心へと合流するように落下し、綺麗に着地する。