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「初めまして・・・断絶(バリア)の檻はどうや?・・・Aちゃん?
 フフフ・・・そない睨まれると怖いわぁ〜
 ちょっとだけ待っとてな?」

ガラスの模型らしき物をみつめ、操作をしている上級生。

「・・・とと、そっちは・・・あかんな
 うん、そっちそっち、ええ子やなー
 ・・・さしずめネズミの迷路
 間違えたら誘導してあげるその先は・・・袋のねずみ
 みんなまとめて爆破するんや
 君の弟、入間君達が頑張って用意した”花火”でキレイに」

『入間は優しい先輩だと言ってたけど、見る目なかったんですね・・・キリヲ先輩』

「なんや、入間君から聞いとったん?
 ほんまに仲良しなんやなぁ〜
 ・・・低位階(ローランク)に捕らえられ、弟の希望を踏みにじられた気分はどうや?」

『踏みにじれる程薄い希望を持つような子じゃない』

学校ぶっ壊す(ガブ子)の養分としてけっこう魔力吸い取ったのに、まだまだ元気そうやね?
 姉の魔力を使って弟の夢を打ち砕く・・・最高のシナリオやと思うやろ?」

『安いシナリオだこと』

「強がってるのは口だけで、キツイやろ?汗、でてんで?」

ニコニコと嬉しそうにAを観察するキリヲ。

『密閉された狭い箱だから暑いだけ』

「そら、盲点やったわ・・・酸素なくなったら、どれくらい生きられるん?」

『・・・私の担任がお迎えに来るまでは』

「そない信用してるん?おめでたいなぁ〜」

不敵に笑みを浮かべるA。

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作者名:E | 作成日時:2024年1月24日 19時

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