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「目玉はこの鬼盛り
我等 渾身の一品！食えるものなら食ってみろ！！」
「それください」
鬼盛の夜鬼鼠破を美味しそうに食べる入間と比例し、食物師団の顔色が悪くなる。
「ごちそうさまでした！美味しかったです！」
「お、おう・・・」
嬉しそうな入間を前に灰となり倒れる師団。
『ソースついてる』
「姉さん、ありがとう」
「ヌッハッハッ、いい食いっぷりだな我がライバル！首席は挑戦せぬのか？」
「サブノックくん！姉さんは少食だからっ！」
『入間と比較したら皆、少食でしょ』
「そんなことないよ！！だって・・・アレ？」
「よいよい前夜祭は楽しまねばなァ
教師陣が師団を本格的に審査するのは明日の本祭
前夜祭は明日への英気を養い備える学生たちの祭りだ」
『うん、ありがと・・・ああ、好きに回ってきなさい』
「さっきから姉さん、誘われてるけど約束とかしてましたか？」
『追従するのが趣味らしいし、いいんじゃない？はい』
「姉さんがもらったのに、いいの？」
Aが生徒から献上された菓子を入間に渡し、頷くと嬉しそうに食べる。
「己は魔王活劇をする！！過去の魔王の逸話を舞台で披露する！最高傑作よ！
特賞間違いなし！観に来るがよい！！」
姉弟の世界をぶち壊すようにサブノックが告げる。
「おっと、それはどうかな？」
「ヌッ、級友！」
「魔術開発師団は新魔術をお披露目するよ
石から水を生成するショーだ」
「ゲーム師団は、体感型ゲームができるよ！
幻術帽子をアレンジして仮想冒険するの！
熱中しすぎると帰ってこれないけど」
「女湯は冒険できますか？」
「できません」
「・・・他にも、水中サーカスとか魔獣闘技とか、今年はレベル高そうだよ
とにかく、目だったもん勝ちだろうね！」
「なんだ、ニヤニヤして？」
「えっ、いやっ・・・アズくんたちが待ってるしそろそろ戻らなきゃ
姉さんもありがと」
「イルマ！ヌシの披露楽しみにしているぞ！」
「うん！してて！」
「お姉様としては複雑？」
嬉しそうに駆ける入間を見ながら、ジャズがAに訊くが無視される。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
