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「理事長なら、まだお帰りになってませんよ
 心配ですか?」

「えっ、いやっ・・・なんかソワソワしちゃって・・・
 ほら大きい行事ですし!
 緊張してるのかも・・・」

「理事長は、ちゃらんぽらんで、適当で、大雑把で、ひたすらに自由人ですが・・・
 約束は守る御方です
 師団披露の本祭には這ってでも帰ってきます
 入間様は、心おきなくいってらっしゃいませ」

オペラがキリリと入間に告げる。

『いや、約束を反故にしかけたの最近じゃない?』

「実行してなければ問題ありません」

「そっか、姉さんはおじいちゃんと師団披露回るって宣言したから心配なんだね!」

『・・・そんな事言った??』

「え!?職員室で言ってたよね??嘘だよね?」

「おや、素直な面もあるじゃないですか〜」

オペラが面白そうにAに絡み、Aが舌打ちをする。

『・・・そうだね、迷惑料たっぷり払ってもらわないと』

「師団披露ごときで散財しようがないのに、馬鹿ですね?買い物にでも繰り出すんですか??」

『入間の中で大人から子供に降格してそうだよ?』

嬉しそうに煽るオペラに、Aは溜息を吐く。

「そうなんですか?どの辺りが若々しく感じるのでしょう?」

「えっと・・・あ、姉さん待って!いってきます!!」

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作者名:E | 作成日時:2024年1月24日 19時

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