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「・・・貴様ら、もう少し落ちつけ」
そわそわと落ち着かない問題児達にカルエゴが呆れる。
「だって!親が来るんですよ!」
「ドキドキするでござる!」
「うち両親来るんだ・・・」
「うち兄」
「うちは・・・ばあやが・・」
「サブノックくんは?」
「フン、知らん」
問題児達がそれぞれの反応で言い、サブノックが厭そうに溜息を吐く。
『親はいいとして、SDは立入不可にしません?』
「・・・そうしたいのは、山々だが無理だろうな」
カルエゴとAが溜息を吐く。
「ハイハイ!うちも来るよ!
ダディとマミーとウーちゃんとキー坊とカンとシンシンとランランと・・・」
「当日は、はなれてましょう!」
クララが嬉しそうに言い、アスモデウスが厭そうに入間に言う。
「とにかく!親の前で恥を晒さん様準備に励めアホども
泊まり作業を行う者は申請書を出せよ!」
「「「ウェーイ」」」
「貴様は職員室だ」
『は?今日はちゃんと教室来たでしょ?』
「昨日の反省文が未提出だ」
『説教4時間もして気がすんだでしょ?相殺』
「ほう?全く反省していないようだな?」
『じゃあまた明日で!先約があるんで!!』
「師団未加入の阿呆が優先すべき先約など、ない」
『・・・カルエゴ卿にはないでしょうね?私は忙しいんです』
反抗的にカルエゴと口論をし、襟首を掴まれ強制的に連行される。
「見慣れましたね」
「でも、姉さん今日は悪くないのに・・・」
「昨日って言ってたじゃん?入間ちも実は緊張してるのかい?」
「入間様はやはり理事長が参観に?」
「うん・・・でも、仕事?が忙しいみたいで」
「理事長はご多忙ですしね」
「アズくんのところは?」
「あ、うちは母が来ようとしているので全力で止めます」
「え・・・」
「止めます」
入間の問いに笑顔で言い切るアスモデウス。
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作者名:E | 作成日時:2024年1月24日 19時