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『オペラが遠慮してる！？嘘でしょ？？』
「や、やっぱりそうですよね！急に弱くなっ・・・」
『いや、まぐれかもしれないし、もう１回』
風呂上りにAが衝撃を受け、オペラが舌打ちする。
「ボロ負けしてるのにゲームできるだけで嬉しいとか言ってんですよ
入間様はずるい・・・」
『え、同情だったの！？いっそ、気持ち悪い』
「え？？えっと・・・」
『お湯変えた方が良ければオペラに言いなよ？』
「めっそうもないです！すぐ行きます！！」
バチバチと睨み合う２人に、入間は慌てて風呂場へ駆ける。
「入間様がそんな失礼な事言う訳ないでしょう？誰かさんじゃあるまいし」
『使用人冥利に尽きるでしょう？』
溜息を吐きゲームを片付けるオペラ。
Aは静かに自室へ向かおうとし、オペラの尻尾に足をとられる。
『転ぶでしょ？』
「そんな軟弱に教育した覚えはありませんよ？」
即答するオペラに溜息を吐く。
「それで、カルエゴ君にどんな嫌がらせをされたんです？」
『寄るな！』
「香水を使ってないのです、誘っているんでしょう？」
『最近は必要なかったから忘れてただけで・・・本気でやめて』
「御令孫としての命令ですか？単純にAとしてのお願いですか？？」
『ちょっ、手袋！！』
「相変わらず素肌に触れられるのが恐いんですか？」
優しく触れるオペラの手を払いのけるA。
『・・・気持ち悪い、本当に嫌なんだって・・』
ジリジリと後退するAは壁に背が触れ、息を呑む。
「教えたでしょう？１歩後退したなら、即座に２歩前進する気概がなければ・・・悟られる、と」
『本気で何なの？今まで、違ったよね？サリバン不在の日は放置だったよね？？』
「そうですね、孫なら呼び捨てでも叱れないですが・・・不快なのは変わらないんですよ？」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
