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「今日こそは・・・決着をつけよう」
「無論です・・・いきますよ」
机に広げられた孫の功績を手にベリアールとレヴィが対立する。
「ウチの孫が一番カワイイ！見ろこのお手てを！最高に愛い！！」
「いーえ！優秀な孫こそ誉れ！うちの孫こそ至高です！！」
「頭がよくても性格はひねくれとるじゃろ、お前んとこは！」
「貴方に性格のことを言われたくないわ！！」
「よーし、今日も審判してくれさっちゃん！・・・さっちゃん？」
「フッフッフ・・・今日の僕は一味、いや二味は違うよ！！」
「「！？」」
「なんと、僕にも孫ができました！！」
誇らしげにAと入間の写真を掲げるサリバン。
「なっ・・・間はどうしたのよ、間は！？」
「なにぃー！？？
まてい！！さっちゃん孫以前に子供おらんじゃろ！」
「プフフー、そこはちょっと裏技で！」
驚く２人に満足そうにサリバンは笑い、机に写真を広げる。
「ねっねっ！カワイイでしょ！」
「ウーム・・・しかしに似とらんな」
「Aは噂で知ってたけど、こっちは誘拐？」
「ノーコメント」
「Aか・・・結局諦めたのか？」
厭そうな表情をしている写真を摘まむベリアール。
「諦めるって言葉を知らないんじゃない？今も自分なりに炙り出そうと試行錯誤してるっぽい」
「見た目は優秀そうな悪魔って感じよね？妄言ではなくて？」
無表情の写真を眺めながらレヴィが首を傾げる。
「悪魔って言われるとキレるよ？人間界に詳しい辺り嘘ではないと思う
・・・Aちゃんの事はもういいでしょ？それより入間君も可愛くない？」
「温和そうじゃな」
「騙されやすそうね」
「辛辣じゃない！？」
話題のみで姿を見せなかったAへの興味と、突然現れた入間とでは温度差がありサリバンが項垂れる。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月24日 19時
