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「サリバン様が御令孫・・・A様及び入間様のおなーりー！！」
オペラが大きな声で叫び、手際よくレッドカーペットを敷く。
「どうぞ」
「どうぞでなくッ！！
あの、僕目立っちゃダメって・・・」
「はい鞄！と・・・入間くん専用電話買っちゃった♡
いつでもかけてね！あれっ入間くん？」
注目に耐え切れず、入間が静かにフェードアウトする。
「Aちゃん入間君に渡しといてね」
サリバンにエスコートされながら、レッドカーペットへ降り立つA。
感嘆の声が周囲から上がり不快な視線が突き刺さる。
『一緒に登校したいって強行した癖に気まぐれだなぁ』
「入間くんの為にも、戻ってきていいんだよ？」
『マオウサマと夜な夜な談義できなくなるよ？・・・むしろ、２人だけになりたかった？？』
「・・・どこで、そんな捻じれた発想学んだの？僕はね・・・」
「いい加減絨毯を返しなさ・・・ｵｲｯ」
クララがレッドカーペットの簀巻き状態ではしゃぎ、オペラが引っ張って居た。
Aが容赦なくオペラの背に足をのせ立つ。
『短いレッドカーペットだね？』
「そうきましたか？いいでしょう」
笑みを浮かべるAに、真顔で答えるが少し怒っているオペラ。
全力で校内へと駆ける。
『快適♪』
「ドラ娘に育てた覚えはないんですがね？少しは入間様を見習いなさい」
『せっかくだし校内案内してよー』
「師匠を足蹴にし続けパシらせるとはいい度胸ですね？」
『ふふふ・・・可愛い弟子なんでしょう？』
オペラが盛大に舌打ちをする。
「そこまで赤が好きだとは存じませんでした。本日中に校門から教室までのルートを赤く染めてやりましょうか？」
『それは塗料、それとも血痕で？』
「塗料に決まっているでしょう！？なんて物騒な事を言うんですか！
だいたいお前の発言は物騒なんだから、言葉に気をつけなさい」
『日常会話から、こうなったと思うんだけど？』
「素敵な教育環境でしたね」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月11日 21時
