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「姉さん！？今朝迎えに行ったのに留守で、教室にも居ないから心配したんだよ？
何処に行ってたの？？おじいちゃんに呼び出されたとか？？」
入間がAに駆け寄り一気に話す。
『クラス替えを直訴してたら、妨害された』
カルエゴを指さすA。
「指を指すなッ！だいたい、私じゃなくダリ教員から直々に追い出された事実を捏造するな」
Aの指を叩きながら、溜息を吐くカルエゴ。
「念の為今朝もおじいちゃんに魔力注いでもらったから、暴れる事はないです！
だから僕を避けないで！」
『避けた訳じゃ・・・』
「違うのなら、明日は共に登校すべきだ！問題なかろう？」
入間を援護するようにアスモデウスが述べる。
「もう石投げないから、仲良くしてくれる？」
アスモデウスの後ろで怯えながらクララが問う。
『投げたければ投げていいんだよ？当然、殺り返されても楽しい遊びだよね？』
笑みを浮かべるAに、ヒッとクララがアスモデウスの後ろに隠れる。
「だから、昨日やめとけと私が止めただろう？ウァラク」
アスモデウスが呆れたように言う。
「新クラス作るならソイツ等まとめて連れて行けよ」
カルエゴの言葉にピシリと全員が固まる。
「待って！首席と特待生が居なくなったら本当に終了じゃん！！」
「クラスって作れるものなの！？」
「私も連れて行ってほしいの！Aちゃんとは仲良くなりたいと思っていたの！」
「わ、私もです！」
全力で引き止めようとAに縋る問題児達。
愉しそうな笑みを浮かべたカルエゴと目が合い、Aは舌打ちをする。
『皆も不満もってるなら教室を燃やしてなくせば移動できるよ？』
「「「かしこーい」」」
『実行犯は停学か退学だろうけど、賭けが好きなら興味あるんじゃない？』
「担任の前で物騒な事を言うな、煽るなッ！」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月11日 21時
