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「流石です入間様！長を従えるとは・・・」
「従っ・・・あっ、ありがとう」
嬉しそうなアスモデウスに、困惑しながら入間が頷く。
「お？サブノック何を抱き抱え・・・Aちゃん！？」
「え？首席が負傷して気絶したん？」
「まじか・・・」
ぞろぞろとサブノックの周囲に集まる。
「状況説明をしろッ！」
容赦なくAの頭を叩くカルエゴ。
手首を掴んで阻止する。
『おはようございます・・・暴力反対です』
「試験中だと理解してるのか？」
ピキっと青筋をたてるカルエゴ。
ジリジリと生徒達が２人から距離をとる。
『金剪の長が飛行する背に乗ってゴールしました、以上』
「以上じゃない、過程を説明しろと言っているんだッ！！」
『私は怪鳥の背でいいやって思ってたんですよ？
でも、入間が金剪の長を・・・』
「もういい、おいッ！入間！！貴様が説明しろッ！！」
Aの態度に盛大な舌打ちをし、入間へ標的を変えるカルエゴ。
『ありがと、バイバ・・・』
「ちょっと、待て！！」
勝手に長へ別れを告げるAにカルエゴが慌てる。
「カルエゴ先生が挨拶してる！」
「やっぱり鳥同士、気が合うのかな？」
「鳥だもんな」
「同類」
問題児達の言葉にカルエゴが拳を握り締める。
「長さん本当にありがとうございました。元気でね！」
『ねえ、今度抜け毛回収しに行っていい？布団作りた・・・』
深々と頭を下げる入間。
Aの言葉を遮るようにカルエゴが手で口を塞ぎ、長の様子を伺う。
「ギィヤァアス！！」
『えー・・・じゃあ２番目でいいよー
え？入間の分つくった残りならいいよって』
ドヤル子供とAを見て、長が笑う。
「僕もいいの！？ありがとうございます！」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月11日 21時
