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『・・・』
「・・・」
無言のままに廊下を歩くA。
生徒達の視線が突き刺さる。
『何処に放流してほしいですか？希望なければシチロウに押しつけますよ』
「・・・教師を呼び捨てにするな」
『シチロウ先生に売却しますね』
「待て！何故売られる事になった！？」
『全く、私の運賃は高いですよ？』
Aは面倒そうに職員室の窓からモフエゴを投げ入れる。
「いてっ」
「ん？」
「何だ？」
「怪鳥か？」
「え、カルエゴ先生！？」
「
誰かに当たった上に、召喚姿を同僚にみられたカルエゴ。
元凶のAへ憎悪が募る。
「んふっ♡・・・カルエゴ君、可愛らしい姿で遅刻だよ？」
「誰の孫のせいだと！？」
涙を浮かべる程に笑うサリバンにカルエゴがキレる。
「僕はね君が、ものすごーく羨ましい！妬ましくもある！！」
「はい？」
「全員一致で、僕がAちゃんの使い魔するの却下されたんだよ！
再召喚って言うんだけど、僕がダメならオペラじゃん？
もっとダメだと思うんだけど君の意見は？どう思う？？」
「正気ですか！？Aに使い魔は不要でしょう」
「えー、その発想はなかったけど・・・入間君とAちゃん掛け持ちする気ない？」
「ある訳ないでしょーがッ！！」
毛を逆立てキレるモフエゴ。
不思議な光景に教師陣は固まって応酬を見守る。
「そっかぁ・・・多分、Aちゃんは知っている悪魔を片っ端から召喚すると思うんだよねー」
「そもそも悪魔を召喚する、あんたの孫が規格外すぎるんですッ！」
「んふふ♡
僕の孫たち規格外に可愛いよねぇー」
「可愛い訳あるかッ！」
「その姿だと、寧ろ癒しだよ〜
写メ撮っていい？」
「ヤメテクダサイ」
「あ、そうそう・・・カルエゴ君の受け持つクラスなんだけどね？」
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作者名：E | 作成日時：2024年1月11日 21時
