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Aはモフモフとした悪魔に手鏡で現実を見せる。
「・・・バカな、こんな・・・こんな・・・」
力なく落下するカルエゴ。
何処までも冷たく暗いAの眼にゾッとした。
「せっ、先生大丈夫ですか！？
というか先生なんですかッ！？」
「いっ、入間様！！感服致しましたッ！！」
「何がッ！？？？」
「まさかカルエゴ卿を使い魔にしてしまわれるとは・・・ッ」
嬉しそうなアスモデウスの言葉に周囲がざわめく。
「あっ、悪魔が悪魔を召喚ッ！？」
「そんなっ、前代未聞だぞッ！？」
「やはり内心ではカルエゴ卿の態度にお怒りだったのですね！
素晴らしい見せしめです！！」
「ちがうちがうちがう！」
アスモデウスと入間の言葉を聞き流す。
『どんな気持ちですか？せんせい？』
無邪気な笑みを浮かべるA。
「ふ、ふざけるなあ！貴様等ぁああ！！今すぐ契約を解除しろッ！
さもなくぶぇあああ・・・」
「先生ッ！！！」
入間に飛び掛かるカルエゴは
『あははっはっ・・・入間最高、ね、面白い召喚になったでしょう？』
心配する入間とは対称的に、腹を抱え嗤うA。
「笑い事じゃないです！事故とはいえ、一体・・・」
『反抗的なら気絶させる最大火力の
その場に居た全員がゾクリと震える。
『ああ・・・監督官が
騒動を引き起こした黒幕かのような発言をしていたAが、興味なさそうにサリバンに報告の電話をする。
本能的に逆らってはいけないと悟る。
『新しい試験監督がくるまでは自由時間・・・入間は報告に行くよ』
入間は心配そうにカルエゴを抱き締め頷く。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月11日 21時
