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「そもそも、そんなに嫌なら試験を受けないなり、落ちるように操作する方法もあったでしょう？」
『訓練だと偽って試験受けさせた悪魔が言う台詞？』
「気付かないお前が悪い」
『目隠しして会場に送り込んだくせに・・・』
オペラに噛みつくA
「・・・今年は首席２名なんだけど、Aちゃん代表でいいよね！」
『嫌！もう１名居るならそっちにさせてよ、悪魔達に注目されるなんて反吐が出る』
「悪魔悪魔って、同族嫌悪ですか？いい加減、妄想癖卒業しないと痛い奴認定されるだけですよ？」
嬉しそうなサリバンから渡された代表挨拶の紙を破り捨てるA。
青筋をたてたオペラがAの胸倉を掴む。
「仕方ないなぁ・・・御褒美何がいい？」
サリバンがAを抱き上げ、笑顔で問いかける。
『一人暮らししたい』
Aが即答した言葉にサリバンがピシリと固まる。
『おじいちゃん、いいでしょう？ねぇ？？』
普段言わない、普段みせない甘える仕草のA。
「デビおっけー！」
胸を押さえ、反射的にサリバンが答える。
「よろしいのですか？」
オペラが怪訝そうにサリバンに問う。
『よっしゃー！』
嬉しそうに飛び跳ねるA。
「おじいちゃんって呼んでくれたんだよ？いいじゃない」
サリバンが複雑な表情で告げる。
「知りませんよ？Aは頑固ですし・・・」
「寂しいの？」
「まさか」
『撤回不可でーす！』
「サリバン様が決めた事なら仕方ありません・・・ですが、学業に支障があれば戻っていただきますからね？遅刻、欠席があれば即終了です」
「確かに入学の御褒美だから、オペラの言う条件は必須だね。あと・・・」
『条件つけるなら、寮とかじゃなくちゃんとした物件ね！』
Aは厭そうにサリバンの言葉を遮り、釘をさす。
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作者名：E | 作成日時：2024年1月11日 21時
