第22話 ページ24
昨日、私はコンタクトに変え、美容室に行った。
髪はルークさんに言われた通りにボブまで切った。
首の辺りがスースーして落ち着かない。
ヘアアイロンも使って髪を巻いた。かなり苦戦したけど。
目も、コンタクトを入れるのに5分かかった。
そして________
今日が、イメチェンして初めて学校に行く日だ。
髪を切ってからは誰にも会っていない。
何だか恥ずかしくて。
正直、今も緊張している。
私はしばらく自室の扉の前で立ち止まっていた。
『_____ふぅ。』
深く深呼吸をして、ようやく扉を開ける。
ハーツラビュルの、朝から賑やかな声が下の階から聞こえる。
私は階段を降りていった。
そこにはエース君やデュース君、ケイト先輩やトレイ先輩が楽しそうに話をしている。
そして、私に注目が集まる。
『お、おはよう…ございます。』
その視線に耐えきれず、挨拶をする。
すると、
((ガシャン!!))
トレイ先輩がもっていた皿を落とした。
こちらを凝視したまま。
トレイ「き、君……もしかして……Aか?」
『もしかしなくても私ですよ、てか先輩皿!!皿が!!』
エース「うっそ……」
ケイト「ええー!マジで!?なになにびっくりした、Aちゃん!?ちょ〜可愛いじゃん!!」
デュース「………」
エース君はあんぐりと口を開け、デュース君は顔を真っ赤にしていた。
ケイト先輩がこちらに駆け寄ってくる。
ケイト「え、マジでAちゃん?」
『そ、そうですけど。』
ケイト先輩とは今まであまり話した事がなかった。
私に興味も無いようだったから、少し緊張する。
ケイト「ちょ、待って待って、こんな可愛いって聞いてないー!ね、写真撮ろ?てかLINEやってる?」
『え、えっと…』
トレイ「こら、困らせるなケイト。にしてもびっくりしたな……皿割っちゃったよ…。」
『ふふ……どう、ですか?』
トレイ「正直……すげぇ可愛い。」
トレイ先輩は手で口元を覆った。
言われたことの無い褒め言葉に、照れくささが込み上げる。
エース「ちょ、ちょっと待って」
エース君が目を白黒させてこっちへ来る。
エース「どうしたの……先輩。」
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りんご - 自分に自信がなくっても変われちゃいますよね…!ツイステ関係なく一つの物語として楽しませてもらえました!!続きがとっても気になりますね!!私も主人公みたいに自分磨きやってみようと思います!!素敵な物語ありがとうございます!! (7月31日 16時) (レス) @page46 id: 7720c64697 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのだれか - アリアちゃんの姿ビフォーアフター欲し((((((まだ言うか あと大好きすぎる。俺のめっちゃタイプ (2021年2月24日 20時) (レス) id: 0560b64175 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 有川 なつめさん» 確かに真逆すぎるヒロインですね笑笑笑。そういう風に解釈とか考察とかもらえるの嬉しい…!ありがとうございます! (2021年2月22日 23時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
有川 なつめ - 一見みんなヘーゼル様だけじゃなくてアリアちゃんにも惚れてるやん、って思うかもだけど、この面では、2人が同一人物説は都合がいいよ。やっぱ美しいオーラはなかなか変わらないのかな? (2021年2月22日 22時) (レス) id: b1989a31af (このIDを非表示/違反報告)
有川 なつめ - この子ヘーゼル様の本名&昔の姿説だったらなんかエモいと思う。なんか監督生に、美は異性をねじ伏せるために使うものじゃないって伝えるためにまた名前と姿変えてNRCに戻ってきたのかも(んなわけないだろ) (2021年2月22日 22時) (レス) id: b1989a31af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2020年11月9日 18時