拗れちゃってごめんなさい。《渡辺

Story…4 ページ4

『翔太なんか…


…大ッ嫌い。』





Aがそう言ったタイミングで

翔太が戻ってきてしまった。




渡辺
『…それならそうと、本人に言えば。』



『…！！』



阿部
『ちょっと待って、』



『…これでも気を遣ったのっ、わかんない…？』



…彼女も不器用すぎたんだ。



阿部
『A…っ。』



渡辺
『…マジ笑えない。』



翔太は俺らに背を向け…




渡辺
『…俺もお前なんか好きじゃねぇよ。』



『…っ。』




阿部
『翔太…！！』





…必死に呼び止めたけど、どうすることもできなくて。




阿部
『…大丈夫？』


『亮平にも嫌な思いさせて、、ごめんね…。』



阿部
『…ううん。』





それぞれがそれぞれの道を進んでいった。







ーーーーーーーーーー



ー自分 Side





”…俺もお前なんか好きじゃねぇよ。”




『はっ…』




どんなに忘れたくても忘れられない


あの時の翔太の顔と、言葉。




『…またかぁ。』



…こうして飛び起きるのは初めてじゃない。



眠たい目をこすりながら

大学へと向かう準備をする。



ーーーーーーーーーー
評価の方、ご協力お願いします。

Story…5→←Story…3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す