Heaven・・(35) ページ35
夜になっても翔太は目を覚ましてはくれなくて。
阿部
『やっぱり俺も…』
深澤
『俺らもいるよ?』
『…大丈夫。
…ひとりでそばにいたいんだ。
二人ともこんな時間までありがとう。』
私の想いを察して
”いつでも連絡して”と言って帰っていった。
『…私、翔太がいないとダメなことわかってる?』
渡辺
『…』
『…信じてくれるかわかんないけど
翔太は…私にとって光で…未来なの。
私の全てだから…そばにいてくれなきゃ…っ。』
ずっと私の独り言。
それでもいい。
届いてるような気もするから。
『…私は…そんな強くない。
甘えん坊だし、寂しがりやだし…
翔太が受け止めてくれるから…』
(回想)
『…翔太?』
渡辺
『んー』
『…』
言いたいことがあっても
恥ずかしくなって言えない私だから
渡辺
『…ギュってする?』
『…うん』
すぐに理解してくれる翔太は本当にすごい人なんだ。
渡辺
『…A』
『なに?』
渡辺
『…俺さ、Aのこと好きじゃない』
『え。』
渡辺
『…愛してるだわ』
ちょっぴり照れながらも笑っていた翔太の顔が
浮かんで消えて
また現実に戻される。
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杣クリーム(プロフ) - みきさん» デビュー作にコメントありがとうございます。考えたことがなかったので、ぜひ参考にさせていただきます<(_ _)> (2021年10月18日 9時) (レス) id: fd20841670 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 胸が締め付けられるような嬉しさと悲しさがありました。もし、出来たら番外編で、翔太くんとのお付き合いから結婚などのハッピーエンドも読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年10月18日 3時) (レス) @page40 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杣クリーム | 作成日時:2020年10月7日 1時